ロボアドバイザーを使った積立投資は儲かる?

資産の運用方法として、ロボアドバイザーを使った積立投資が話題です。
積立投資はともかく、「ロボアドバイザー」という聞きなれない言葉に疑問符が浮かんだ人もいるかもしれません。
今回は積立投資でロボアドバイザーを利用するメリットを紹介します。

◯積立投資とは?
積立投資とは、毎月一定額をこつこつと投資していく投資の方法です。
一度に投資する金額は小さいものの、20年30年と時間をかけて投資し、ゆっくりと資産を増やしていくという運用方法です。

積立投資のメリットはいくつかありますが、忙しくても資産運用しやすいということが上げられるでしょう。長期間の運用となるため、頻繁に相場を確認する必要がなく、短期的な上下に一喜一憂する心配もありません。
また、一回の投資金額が少ないため、若いうちからでも比較的はじめやすいです。

積立投資は長期間継続的に積立を行うことが重要であるため、早めに開始しておくのがおすすめです。

◯ロボアドバイザーとは?
ロボアドバイザーとは、資産運用を手助けしてくれるサービスの一つです。

資産運用の際には、資産の配分を決め、次に購入する商品を決め、ようやく購入、と何段階もの手順を踏まなければなりません。相応の知識が必要になりますし、当然時間もかかります。
これらの手間を削減するのがロボアドバイザーです。

今までは、専門的な知識を持っていた人間が資産運用を助けていましたが、データの分析は人間よりも機械の方がずっと得意です。心理的な動揺でミスする心配もありません。

国内だけでも様々なロボアドバイザーがあり、ロボアドバイザーによって機能も使いやすさも様々です。
あくまで提案までを行うロボアドバイザーもあれば、運用まで行っているものもあります。

面白いのが「FOLIO」のロボアドバイザーで、FOLIOではテーマ別に投資を行うことができます。テーマは、「人工知能」「ドローン」といった先端テクノロジーから、「スイーツ&デザート」「コーヒー」「自転車」など生活に密着したものなどバリエーション豊かです。

●主なロボアドバイザー
日本国内のロボアドバイザーをいくつか紹介します。

・MSV LIFE(マネックス・セゾン・バンガード)
・PORTSTAR(三菱UFJ国際投信)
・SMART FOLIO(みずほ銀行)
・VESTA(ベンチャー)
・ウェルスナビ(ベンチャー)
・カライス(東海東京証券)
・クロエ(エイト証券)
・テオ(ベンチャー)
・ファンドロボ(SBI証券)
・フォリオ(ベンチャー)
・楽ラップ(楽天証券)
・投信工房(松井証券)

●オススメのロボアドバイザーは?
ロボアドバイザーの機能は会社によって様々なため、自分が求めている機能にあったものを探すことが大切です。

ただ、傾向としては大手のロボアドバイザーよりもベンチャーのロボアドバイザーの方が使い勝手が良いことが多いです。
大手の場合、昔ながらのやり方やデザインに縛られている部分があり、必ずしもロボアドバイザーとしての使い勝手に優れているとは限りません。ロボアドバイザーで新規に参入した会社のものの方がシンプルで使いやすいです。

小さくない金額を預けることになるため、万が一のことを考えると大手の方が安心と思う人もいるかもしれませんが、補償の大きさは会社の規模とはあまり関係ありません。
証券会社に預けられた資産は、証券会社の資産とは別に管理されているため、証券会社が倒産しても資産はきちんと守られています。万が一、支払いに支障をきたしてしまった場合、投資者保護基金により一人あたり1000万円までは補償されます。
1000万円以上の運用をするのであれば、預け先の選択に最新の注意を払わなければなりませんが、1000万円の範囲内であれば、大手でもベンチャーでも倒産の心配はあまり必要ありません。

◯デメリットは?
もちろん、ロボアドバイザーを使った積立投資にはデメリットもあります。

●元本割れのリスクがある
資産運用を考える上では避けては通れない話題ですが、元本割れとなる可能性はあります。

いくら証券会社や銀行が安心を謳っていても、規模の小さいマイナスは珍しくありません。
積立融資の場合、長期的に見て増えていれば問題はなく、短期的な上下には惑わされなくても良いのですが、それでもやはりマイナスになっているのを見るのは気持ちよくありません。
その点から考えても、運用まで行ってくれるロボアドバイザーは、日々の小さな上下に心を翻弄される心配をなくしてくれる頼もしいパートナーといえるでしょう。

●運用がワンパターン
ロボアドバイザーの提案や運用は似たようなものが多く、バリエーションが乏しいという意見もよく耳にします。

たしかに、コンピューターが最適解を求めたら、似たような運用方法になるのは仕方のないことなのかもしれません。
ただ、一番可能性の高い「無難な」運用をしたいという場合には、ロボアドバイザーがうってつけです。たくさんのデータや統計から、最も成功しやすいであろう提案をするのがロボアドバイザーです。
特に資産運用をはじめたての初心者にはありがたいです。

ロボアドバイザーの提案よりも、その人個人とその時の状況によりマッチした方法が存在している可能性は十分にありますが、最初からそこまで求めるのは難しいです。まずはロボアドバイザーを使って資産運用をはじめてしまう方がハードルも低いです。

●手数料が高い
ロボアドバイザーの手数料は平均すると1%ほどです。

中には手数料の低いところもありますが、機能が少なかったり、自分で考えなければならない部分が増えたりと、ロボアドバイザー利用するメリットが少なくなってしまうケースが多いです。

それに、運用額が数百万円ほどであれば、手数料の影響はあまり大きくありません。ロボアドバイザーを使うことによる時間短縮と心理的な負担軽減に手数料分の価値を見出すかどうかです。
しかし、運用額が1000万円を超えてくると、手数料も馬鹿にならなくなってくるため、手数料の違いについてはよく考えるべきです。

ただ、ロボアドバイザーの導入はどんどん増えています。ロボアドバイザーの導入・利用がもっと広まれば、価格競争により手数料が下がっていくことが期待できます。
現に、海外ではすでに競争が始まっており、一定額までは手数料が無料になったり、紹介で手数料を減らせたりなどのキャンペーンが行われています。